自己紹介(借金人生編)
借金と融資の仕事
株式会社LOBONEXTの代表取締役の伊東明夫と申します。
ライフプランの相談の仕事をしておりますが、最も専門性が高いのは住宅ローンに関してのアドバイス業務です。
お客様がどのくらいの返済が可能といった見極めや銀行審査のサポートにおいては、誰にも負けないと自負しています。それは私の人生経験と会社員時代の融資業務の経験にあります。
これまでしてきた借金について
借金の数=私のこれまでの人生
そう表現してもおかしくない、これまでの借金はこのような感じです。
(18歳2ヶ月で初のローン)
私は早生まれなので、18歳になった翌週から実家(福島)を出て、東京での一人暮らしが始まりました。
当時の若者のバイブル「バリバリ伝説」というオートバイ漫画の影響を受けた多くの若者の一人でしたので、大学に入ったらオートバイに乗ると決めてました。
貯蓄は0円でしたが、アルバイト収入を返済原資として、クレジットを組みました。当時のバイク屋さんはかなり無理して審査を通してくれたのだと思います。
家賃2.8万円のアパートでの暮らしでしたが、5万円の仕送り+奨学金支給だけでは足りないので、生活費不足分+オートバイのローンやその維持費の分まで稼がないといけませんでした。
当時はスキーブームであり、スキーに熱中している大学生も多かったと思いますが、そんなお金はなく、誘わないでと避けていた記憶があります。
ほぼ毎日アルバイトしてましたので、社会人になったときには週2日休めるんだと思いました。中学や高校も新聞配達と牛乳配達してましたから、休めることが新鮮でした。
(大学生時代)
ホンダVT250というオートバイから始まり、憧れの750CCのバイク(スズキ刀)まで乗り継ぎ、計3台のオートバイのローン
(車編)
社会人になったら今度は車を購入
お金がないのにもかかわらず、新車ばかり乗り継いでいます。
最初の愛車「三菱パジェロ」購入のローンから始まり、会社を法人化してからは法人のオートローン
計6台分のオートローン(現在も進行中)
(住宅ローン編)
25歳でマンション契約
今度はお金がないのにマンション購入
最初のローンは住宅金融公庫のローン
30代で住み替え、借り換えも含め4つの銀行から借入
計5つの金融機関から住宅ローン借り入れ(現在も進行中)
(無担保ローン編)
・クレジットカードの分割払い
・クレジットカードのキャッシング
・カードローンの借り入れ
・株式購入ローン(株を買うためのローン)
・生命保険を担保に借り入れ(生命保険貸付)
(事業性編)
・事業を始める際に日本政策金融公庫から借り入れ
・日本政策金融公庫から運転資金借り入れ
このような感じで、結構な数の借り入れをしてきています。
金融機関側が融資判断する際に「与信」という言葉が使われますが、与信(信用をして取引してくれた)してくれた金融機関には感謝しています。
口座残高0円の人でも、返済する意思を持ち、利息というコストを支払うことで、お金を持っている人と同じように欲しいものを手に入れることができるのです。
おかげさまで、最初の車(パジェロ)でも、たくさんの思い出を作れました。
自転車を積んで、東北各地のトライアスロン大会に参戦できましたし、学生の時に行けなかったスキーにもたくさん行けました。
お金をた貯めて5年後に購入したのであれば、そのことは経験できなかったことです。時間を先取りできる「借金」という仕組み考えた人のおかげです。
ただ、決して借金を美化しているわけではございません。
これだけの借金を返済するには、強い返済意思や自立心が必要ですので、誰にでもできることではないですし、勧めるものではないと思っています。
私の両親は二人とも中学を卒業して働きはじめ、誰にも頼らず家を建て、お墓まで自分達で用意しました。
そんな両親に頼るつもりはなく、車やバイクの購入費・維持費、マンション購入費用に関して、1円も援助を受けていないですし、妻からも生活費を入れてもらったこともないです。
このお店をオープンする際に母と姉からご祝儀として15万円づつもらいました。
ただ、そのお金を使うことはできず、お守りとして「定期預金」に入れています。
自分の借金は自分の力で返したいと思っています。
融資業務に関して
20歳のときに宅地建物取引主任者の資格を取得したこともあり、新卒入社した会社では不動産融資の部署に配属され、住宅ローンやアパートローン融資、抵当証券ローン、銀行の保証業務を行っておりました。督促業務の仕事をしていたこともあります。
督促では連帯保証人の相続人のご自宅に督促に行ったこともあります。
相続は財産だけではなく借金(連帯保証人の地位)も相続することになりますから、相続が終わったタイミングで督促の連絡が入るということはあると思います。
この時の督促業務の経験から、延滞する人の殆どは融資時から問題があることがわかり、そういった方々や特にその家族(お子様)が苦労することを防ぎたいという想いで今の仕事をしています。
信託銀行への出向
上記の経験から、信託銀行に出向することになり、そのまま転籍し、銀行で住宅ローン業務に携わります。
融資成績では二期連続「融資成績全国トップ」の結果を残しております。
その当時の銀行の住宅ローンの体制は発展途上にあり、銀行の融資体制の強化に貢献したとも思いますし、今ではどの銀行にもある「繰上返済が無料」という仕組みを世の中に広めるきっかけを作ったという自負もあります。
ただし、成績はトップであっても、審査に関しての姿勢は厳しかったと思います。
金利競争ではなく「繰り上げ返済無料の仕組み」によって銀行を選んでもらうことにより、返済意識の高い顧客を集めるという効果も意識しながら仕事をしておりました。
延滞の原因は金融機関側にもあります。
個人や支店の融資成績を伸ばすために、無理な融資をするということは往々にしてあります。
特に今の新築マンションの「提携ローン」は審査基準がかなりゆるく、銀行の現場もそのことを認識しつつ業務を行っていると思います。
提携ローンはまとまった融資案件数が稼げるため、
目をつぶって「与信」している感じです。
この10年は不動産相場が上昇していることや、変動金利が低いままであったため、そのことが露呈することはないのですが、状況が変わることがあれば、かなり厳しい情勢になることもあり得ると思います。
借金や融資に関しての想い
その方がどのくらい返済できるのかや、いざという時にリカバリーできるかどうか、無理な借り入れ計画をしていないかといった相談に対しては誰よりも対応できると思います。
銀行が融資をしてくれるからとりあえず多めに借りておく、変動金利でも大丈夫とか、銀行の審査が通ったから、自分たちは返済できる力があるといったように安易に考えるのは良くないと思います。
もちろん、返済能力や計画性によってはそのことが問題ない方もいらっしゃいます。ただ、ご自身では判断できないケースもあると思います。
逆に借り入れすることを過度に心配しすぎなくてもよいのではという方もいらっしゃると思います。
返済の大変さやリスクをイメージすることも大事ですし、時には思い切りも大事です。
これまでの経験を基にバランスのよいアドバイスができるファイナンシャル・プランニングの仕事をしていきたいと思います。
株式会社LOBO NEXT
代表取締役 伊東 明夫